妊娠・出産

無痛分娩について思うこと

ちよん

未就学児2人育児中の30代ゆとり世代会社員ワーママ。 子供だけじゃなく、ちゃんと自分が幸せになる将来のための「今」を綴るブログ。旅行、ヨガ、おしゃれ、お酒、本、ランニングが好き。

こんにちは。ちよんです。
私は一人目を無痛分娩で出産し、二人目もなんの迷いもなく無痛分娩を予定しています。

無痛分娩についてはここ数年でかなり認知が上がってきたようにも思いますが、
まだまだデマや女性として痛みを経験すべき論に引っ張られて無痛を選択できない妊婦さんって多いんじゃないかなと思います。

正直リスク面については私は専門家ではないので、またその人の疾患などでも異なりますので、麻酔を使うリスクにおいてはここでは語りません。

ただ、無痛分娩について迷っている理由が、

・無痛分娩を選択する人はまだ少数派だから不安
・痛い思いをしないと人間、女性として失格な気がする
・無痛で出産するなんて子供よりも自分を優先しているように思える
・「痛い思いをしたからこそ子供を愛せる」という意見が気になる

以上のような精神論的な理由を含む場合、実際無痛分娩を経験した身としてまだ日本ではケースがそんなに多くないとのことなので、一人のケースとして、参考にしていただければと思います。

無痛分娩は少数派だから何となく不安?

欧米では7、8割の妊婦が選択している無痛分娩。お隣韓国でも60%が無痛分娩だそうです。
対して、日本ではまだ無痛分娩を選択する妊婦が全体の16%(6人に1人)しかいないそうです。
(2016年まではなんと6%代だったのでこれでもかなり増えてきている)

もちろん、全国で産婦人科が増えているわけではないですし、
そんな中麻酔医が常駐できる病院が周りになく選択すらできない状況の方もいらっしゃるとは思います。

ただ、選択できる状況にあるのに「周りに経験した人はいないし、なんとなく心配だから」という理由で避けている人がいたら読んでほしいです。

ちょっと辛辣なこと言いますが、裏を返すと「多数派の意見に乗っかっていれば安心」これは出産に関わらず今後このまま持っていると危ないマインドだなと個人的には思います。

同調圧力が強い日本で育ってきた私たちは、どうしても周りの人がやっていないことを選択するには勇気が必要な場面もあります。
(実際私の親の口癖は「皆がやっている通りにしなさい」でした。笑)

協調性があることはコミュニケーションを取る上や仕事をする上ではメリットとなることも多いですですが、「多数派だから」という理由だけで物事の選択をすることは、「自分の頭で考える」というフローをすっ飛ばし、他人軸で自分の行動選択をしていることになります。

今まではこの考え方でも右に倣えでよかった時代だったと思いますが、今は5年前の常識が通じなくなる超ハイテンポで世の中が変わっていく時代。

特に今後グローバル社会を生き抜かないといけない子供たちを育てる親となる私たちは、「自分はどう思うのか」「自分はどうしたいのか」と自分軸で物事を判断することを親自身が実践していくことが大切だと思います。

痛い思いをしないと女性・母として失格?

これはマジでナンセンスですし、今では女性差別的な発言だとすら思っています。そうゆう人は手術をするときに麻酔なしでやってほしいですね。

疾患などが特になくても医療事故が起こる可能性だって大いにあるし、医療が発展した現代においても出産ってどんな妊婦でも命がけです。

だって、股から3キロとかある物体が出てくるんですよ?!笑

10ヶ月近く、お腹の中で子供を守りながら育てただけでもあなたはもう十分立派な母親です。さらに産んでからも守り抜かなければならないですしね。
そもそも、母失格かどうか判断するのは誰でもないです。

子供より自分を優先しているのではないか問題

大前提そんなことはないと思いますが、そもそも自分を優先して何が悪いんですか?とも思います。

母は子を守るためなら死をも選べなければいけない。的な価値観の押し付けに感じます。

自分の体ですし、自分を優先するのは当たり前だと思います。大変な妊婦生活を我慢してきたあなたは産む瞬間くらい少しでも自分が楽になる方法を選択してもいいと思うんです。

というか個人の選択なので誰が何と言おうと関係無いですね。

痛い思いをしたからこそ子供を愛せる問題

一人目を無痛で出産し、子はすでに現在3歳児になってますが、これは本当にないです。安心してください!!

私の場合は分娩時ほぼ痛みを感じず出産できたのですが、痛みを感じないからこそ子どもが旋回しながら出てくる瞬間をよく観察することができましたし、
「子の誕生」自体を感じることができてとても感動しました。

もちろん普通分娩の方も感動はすると思いますが、どちらかというと自分が痛みに耐えてきて、痛みから解放される達成感の感動だという話も聞きます。
(人によると思いますが!!)

そして、産後のまだ回復していない体で、寝不足の中慣れない育児をする中であっという間に出産時のことなど忘れてしまいます。

正直出産時痛かったか痛くなかったかとか後から振り返る暇もありません。

ただただ子供は可愛いし育児はめちゃくちゃ本当に大変です。だからこの問題は全く心配無用です。

そんな私も検索魔でしたが、大事なのは「自分軸で考えること」

今では無痛分娩を選択したことに1ミリの後悔もありません。リスクに関しては自分なりによく調べて納得のうえだったのと、先生を信じていたので不安はあまりありませんでした。

ただ、という倫理的な面についは、早くから無痛を選択していたものの、
一人目の産休中には検索魔になって、無痛分娩を経験した方のブログを読み漁ったり、
Yahoo!知恵袋とかママリとかのアプリで色んな人の意見を見ては不安になっていました。
でも、出産は一人一人事情が本当に異なるし、人と比べてもしょうがないなという結論に至りました。

出産前は色々不安になり、色んなネット検索をしてしまったり、周囲や家族の意見から不安になってしまうこともあると思います。

ただ、どんな出産方法を選ぶにしても(出産方法に限らずですが)
「人からどう思われるか」ではなく、「自分はどうしたいのか」の自分軸を持って生きることが、
今後の人生を少し気楽に生きられるコツなんじゃないかな、と常日頃思っています。

ちょっと自分の価値観よりの投稿になってしまったので、二人目出産の時には無痛リポも書いてみようかな、と思います。

お読みいただき、ありがとうございました!

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