妊娠・出産

【意外と知らない育休給付金の仕組み】もらえる給付金を最大限にするポイント

ちよん

未就学児2人育児中の30代ゆとり世代会社員ワーママ。 子供だけじゃなく、ちゃんと自分が幸せになる将来のための「今」を綴るブログ。旅行、ヨガ、おしゃれ、お酒、本、ランニングが好き。

こんにちは。ちよんです。
産休・育休に入るとき、今後の給付金のことか、気がかりではないですか?
育児給付金決定の計算内容、意外と複雑なんですが皆さんちゃんと理解されてますか?


私は先日、切迫早産のため休職(欠勤)と残った有給を使って産休に入りました。

欠勤分については傷病手当金を申請しながらお休みに入ったのですが、
その際、有給の取り方についても気をつけたので注意点として残しておきたいと思います。

これから産休を取得する方、特に残った有給を消化してお休みに入る方などには
参考になる内容だと思います!

産休(産前休暇)に入る日にちについて

産休(産前休暇)に入る日は原則、出産予定日から遡って6週間とされております。
出産予定日がわかれば産前休暇に入る日にちがわかれば以下から計算できます!

産休・育休の自動計算ツール
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/leave/

私の場合、出産予定日が2021年10月15日なので、産前休暇は9月4日〜となります。
当初、周りへの引き継ぎをしっかり完了させた後、有給が残っていたので全て使って産休に入ろうと思っていました。

育児休業給付金、どのくらいもらえるの?

育児給付金の金額、実際どのくらいもらえるのか、とても気になりますよね。
目安を知るには以下の簡易計算ツールが便利です。


・給付金合計簡易計算ツール
https://www.office-r1.jp/childcare/

産前の6ヶ月の給与に変動がなかった場合、こちらの概算からほぼズレはないかなと思います。

ただ、私のように休職が入ったりして1ヶ月の給与が毎月安定していなかった場合、違いは出るのか?と気になり、色々調べてみました。

厚生労働省のHPに、以下記述があります。

休業開始時賃金日額は、原則として、育児休業開始前6か月間の総支給額(保険料等が控除される前の額。賞与は除きます。)を180で除した額です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158500.html 厚生労働省 Q&A~育児休業給付~より引用

休業開始時賃金日額の計算方法

育児休業開始前6ヶ月ということは、もし有給を使わずに9月3日までフルで働いて休みに入ったら9月分は3日分の給与がカウントされちゃうの??

と思い、気になって色々調べてみましたがなかなかこれが記載されているページに辿り着けず。

最終的に厚生労働省の正式な雇用保険に関する業務取扱要領(令和3年8月1日以降)にたどり着きました。

休業開始時賃金日額の算定に当たっては、基本手当の場合と同様に賃金締切日の翌日から次の賃金締切日までの間を1か月として算定し、当該1か月間に賃金支払基礎日数が11 日以上ある月を完全賃金月として、休業開始時点から遡って直近の完全賃金月6か月の間に支払われた賃金の総額を180 で除して得た額を算定することとする。

https://www.mhlw.go.jp/content/000692554.pdf 厚生労働省職業安定局雇用保険課59501-59800 育児休業給付関係 59535 (5)休業開始時賃金日額の算定 より引用

ありました!!

ということは、1ヶ月間に11日(有給含む)以上出勤すると賃金日額の算定月に組み込まれるってことです。

私の例で行くと、有給残りは15日ほど残っていました。
9月は有給を使って問題ないのですが、ほぼ出勤していない8月は有給を11日以上使ってしまうと全体の給与平均が下がってしまい損をすることになってしまいます。

そのため、9月の3日分と8月は有給+傷病休暇を使って休暇に入りました。
あえて有給は全て使わず、8月分は出勤+有給が10日以内になるように、その他の日程は欠勤処理をしてお休みに入らせていただくことにしました。

なので、休業開始時賃金日額の算定となる私の育児休業開始前6か月間は、2021年2月〜7月のフル出勤した6ヶ月で調整できました。

一応、会社の総務担当にもこの申請方法で問題ないか確認しましたが、「バッチリです!むしろよく知ってましたね・・・!」
絶対ケチ野郎だと思われましたよね(笑)

周りに配慮しすぎず自分の利益は自分で守ることも大事

すっごいケチに見えるかもしれませんが、これを知っているか知らないかで毎月の給付額(正しくは2ヶ月に1回)が下手したら数万変わってくるんですよ!

産休前ってどうしても周りに遠慮しがちですよね。
「お休み入らせていただくだけでありがたいです!」と、産休前ってどうしても周りに遠慮しがちになりますよね。
(一人目産休時の私がそんな感じであまりよく考えず周りに配慮だけした日程で産休に入ってしまいした。)

でも、会社はあなたを守ってくれません。
(そもそも育児給付金を出すのは国なので会社は関係ないんですよね)

収入が減ってしまう育休中は、毎月数万の収入を補填する・または節約するってとても大変なことですよね。

それならそもそも、もらえる給付額を最大限にしておく。に越したことはないです!
ルールを知った上でルールに則ったことをしているだけなのでズルをしているわけではないですし。

こうゆう地味に収入に効いてくる話って、なかなか教えてもらえないですしケースバイケースなのでネット上でもあまりシェアされない気がするので、産休前のどなたかに届くことを祈って書いてみました。

読んでいただきありがとうございました。

もし体系的に理解したい方がいらっしゃれば、こちらの本もおすすめです!

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