妊娠・出産

妊娠中期の妊娠糖尿病検査アウトになった後の実録レポート

ちよん

未就学児2人育児中の30代ゆとり世代会社員ワーママ。 子供だけじゃなく、ちゃんと自分が幸せになる将来のための「今」を綴るブログ。旅行、ヨガ、おしゃれ、お酒、本、ランニングが好き。


こんにちは。ちよんです。
妊娠中は様々なマイナートラブルが付き物ですよね。
妊娠するまで、妊婦さんってすごくキラキラしているように見えてたんですけど・・・。
こんな色々不調でるの?!と思われている方が多いのではないでしょうか?

そしてホルモンの影響(なんでもホルモンのせいにする笑)で、
ストレスも溜まり、悪阻が収まったらつい食べ物に走りがちですよね・・・。

私は普段あまり間食や甘いものを食べる習慣はなかったのですが
妊娠中、急に甘いものを食べるようになったことが原因か?
二回目の妊娠で初めて妊娠糖尿病の検査に引っ掛かり、
産婦人科から内科に移り治療をすることになりました。

この記事では実際に中期の妊娠糖尿病検査と再検査に引っ掛かり、
内科で検査を行った結果と経過についてリアルな現場をレポートします。

これ、引っ掛かると結構めんどくさいんですよ。。
中期検査がこれからという方には日々の食事の取り方に少し気をつけていただくことで
回避できる可能性は十分にあるので、考えていただくきっかけになれば思います。

妊娠糖尿病とは

普段甘いものを好まず、どちらかというと痩せ型の体型だった自分は、
正直糖尿病なんて無縁だと思っていました。

でも周りの先輩妊婦さんでその方の体型にかかわらず、この「妊娠糖尿病」になったよって方、
意外と多いんですよね。
先生から聞くと妊婦全体の10%〜15%位がこの症状を経験するのだとか。

まず、妊娠糖尿病とは「糖尿病」とは異なるそうです。

妊娠糖尿病は、妊娠中にはじめて見つかった高血糖状態のことです。「糖尿病」という名前がついているため、誤解されやすいですが、糖尿病ではありません。血糖値も、糖尿病の方ほどは高くありません。
妊娠中は、血糖値が上がりやすい状態になっています。この状態が行きすぎてしまうと、血糖値を下げることができず、高い状態が続いてしまいます。
高血糖によってお母さんと赤ちゃんに悪い影響が出ないようにすることと、将来お母さんが糖尿病にならないようにすることが大切です。

https://www.premedi.co.jp/%E3%81%8A%E5%8C%BB%E8%80%85%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3/h00394/ 
「お医者さんオンライン」HPより引用

また、妊娠中(特に中期以降)は胎盤から発生する様々なホルモンの影響から
母体の体内で血糖値を下げる働きをするインスリンの働きが低下してしまうんだそう。

それによって胎児が成長し、体内のエネルギーを脂肪に変えていくんだとか。
人間の体ってすごいですよね。自分の意思とは全く関係のないところでこんなことをしているなんて!

妊娠糖尿病検査と再検査について

妊婦検診で妊娠中期(24~28週頃)になるとやってくるのが、血液検査(血糖検査)で、
私の通う産婦人科ではスクリーニング検査という方法を使って検査をしました。

スクリーニング検査とは、ブドウ糖の入っているあま〜い炭酸飲料(三ツ矢サイダーを少し甘くしたような味)を
飲んでから1時間後の血糖値を測定する検査です。

普段こんな甘いもの飲まないわ!でも、喉乾いてたし不味くはないな。と思いつつ、
ジュースを飲んで1時間院内で待ちます。

1時間経過後、血液検査をして血糖値をその場で測定しました。
すると、一瞬で先生から「あーアウトですね」との言葉が!!OMG

「え?」一瞬固まる私に構わず、
「再検査したいんですが今週いつ来られます?時間は最低3時間見てね」とのこと。
まさに今日有給を使ったばかりなのにまた今週も取らなきゃいけないのか・・・と暗くなりながら
3日後に再検査日程をすることに決まりました。

来たる3日後の再検査。
前日22時から水以外の飲食は控えて朝イチで臨んだ再検査。(もちろん午前休を取得)
一度目の検査と同じく、甘い炭酸飲料を飲み、1時間〜3時間後までの血糖値を測定します。
基準となる数値は空腹時血糖値:92 mg/dl以上、1時間値:180 mg/dl以上、2時間値:153 mg/dl以上、3時間値:140 mg/dl以上 とのこと。

経過1時間待機。
待機後血液抜かれ、測定→1時間後の数値クリア!(ヤッター)
2時間後、同じように血液抜かれ測定→2時間後数値もクリア(余裕じゃん)
そして最後の3時間後数値検査。(もう帰りたい…)測定すると、
「惜しいけど最後アウトですねー。二回目までも結構ギリギリクリアだったので一度内科で診てもらってください。
妊娠糖尿病の患者よく診ている先生だから、紹介状書きますね〜」とのこと。
後日また有給を取って紹介状を書いてもらった内科に行くことになりました。。

内科・自宅での検査

後日行った内科では、当日はまず食事指導を受けました。
私の場合、一旦1週間の血糖値の推移をみてその結果を元に対処療法を決めることに。

その時にお買い上げしたのが、以下のセット。(花は関係ありません笑)

時計回りに、注射針、アルコールコットン、センサー、測定器

こんな感じで毎食前・食後2時間の毎日計6回自分で注射針で血液を出し、センサーで測った数値をノートにつけていきます。

1日6回って結構多いですよね。今は在宅勤務だったからできたんですが、
普通に通勤しながら1日6回ちゃんと測るのは厳しいよなと思います。
(でも忘れちゃった時はそのままスルーで次回測定してOKと言われました。)

このセルフ測定を1週間続けた後に内科で測定結果を提出すると、
「よく糖質コントロールできてます!インスリン投与必要ないし、分割食などもしなくてOKです。
今の食べ方を継続してください。念の為経過見たいのであと1ヶ月、
1日1回だけは好きな時間でいいので測定は続けてください。」とのことでした。

あと1ヶ月も注射かぁ。でも1日1回なら余裕余裕!と弾んで帰りにロールケーキを買って帰りました。笑

血糖値を上げない食べ方のコツ

この1週間の検査で高い数値が出てしまうとセルフインスリン投与などの処置が必要だったかと思います。
実際セルフインスリン投与している方やインスリン点滴をしながら入院加療している方もいらっしゃいました。
個人の体のことですし私は医療の専門家ではないので無責任なことは言えませんが、
これから中期検査を受ける方や糖尿検査を受けるという方に共有できる食べ方のコツがあるので紹介したいと思います。

以下絶対に抑えたい超絶基本の3点です。

血糖値を上げすぎない食品を選ぶ

主食類は基本「白いもの」はNGの場合が多いです。
白米、うどん、そうめん、パスタ、食パン・・・
などの食品は、GI値(食後血糖値の上昇を示す指標)が高い食品が多いです。

代わりに玄米、五穀米、そば、全粒粉パスタ、全粒粉パンなど、白く精製されていない茶色い食品を選ぶと良いとされています。
また、サラダにきのこ・海藻類が入っていると血糖値を下げてくれる役割をしてくれるそうです!

食べる順番を考えて食べる

食べる順番も大事だそうです。
急に主食を食べるのではなく、野菜→副菜→主食の順で食べると血糖値の急激な上昇を抑えられるそうです。
ダイエットでもよく言われますよね。

ゆっくり食べる

15分以上かけ、1口30回噛むことを意識して食べましょうとのこと。

私はこれができない。笑
自分で作る食事って味の予想もできるからわざわざ味わうことをしないし、
食べること自体が「作業」になってしまいがちじゃないですか。

特にうちは上の子の食事補助にまだ手がかかるので自分の食事なんて5分以内にささっと終わらせてました。

以上見ると結構当たり前なこと言ってるんですが(先生も「これから当たり前のことを言いますよ」って言ってた)
日々血糖値を急激に上げないためにはかなり重要なことらしいです。

お勧め本紹介

少し前に読んだ本ですが
以下、牧田 善二さんという医師が書かれた、
「医者が教える食事術 最強の教科書―20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68」
という著書が今回の血糖値コントロールにもとっても役立ちましたのでよければご参考にしてみてください。


この本、妊娠中だけでなく普段の食生活において知った方がいいお話が盛り沢山で家族で回し読みしました。

当時、缶コーヒーや清涼飲料水に含まれる砂糖の量に衝撃を受け、
毎日ファンタを飲んでいた夫が清涼飲料水をやめて水やお茶を飲む習慣になりました。
結果体重も5キロくらい自然と減ってましたね。(今までがやばかった説)

出産までは油断できない・・・!

一応1ヶ月後にまた数値確認があるので私の血糖値との戦いは続きますが、
直接口にするものを日々意識する良いきっかけにもなるのでこれからあと少し頑張りたいと思います。
同じように妊娠糖尿病の闘病中の方やこれから検査を受ける方に対して少しでもプラスの情報となれば幸いです!ではまた!

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