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【資産運用】1ステップは外貨預金がおすすめ!

ちよん

未就学児2人育児中の30代ゆとり世代会社員ワーママ。 子供だけじゃなく、ちゃんと自分が幸せになる将来のための「今」を綴るブログ。旅行、ヨガ、おしゃれ、お酒、本、ランニングが好き。

元メガバンクで銀行員(FP)をしてました!
突然ですが、投資や資産運用ってしてますか?

世間的には資産運用のアプリが増えたり、老後2000万円問題が取り沙汰されて以降、
「NISAもiDeCoも個別株も始めましたよ〜」って方も少しずつ増えてきたように思えますが、
たまに周りの友達や職場などで聞いてみると、意外とそこまで行っている方って、まだ少数派な気がしてます。

もし、子供の教育資金や自分の老後資金は気になるから投資には興味あるものの、

・投資信託とか株って資産が減るし手数料が高いんでしょ?
・NISAとか聞くだけで拒否反応が出る・・・。
・何から勉強したらいいのかわからない

という投資初心者の方がいれば、ぜひこの記事を読んでいただきたいです。

そんな方へ、訳あってあまり銀行窓口では勧められないのですが(理由は後述します)、
本当は運用の最初の一歩に最適である、外貨預金という選択肢を紹介していきます!

なぜ外貨預金?

まずなぜ運用の第一歩に外貨預金?ですが、端的にいうと、
今後投資を始めるとしたら多くの商品に含まれる、
「為替変動リスク」に手っ取り早く慣れることができ商品だからです。

最近NISAやiDeCoでも人気の投資信託の中身といえば米国株ものや海外債券のものが多く、
そういった商品は投資先が海外なので為替変動リスクとは切っても切り離せません。

※中には「為替ヘッジ付き」という為替変動リスクを抑えた商品もありますが
手数料分が差し引かれてしまうので個人的にはお勧めしません。

NISAで投資信託を始め、いきなり為替変動と株価や債券価格の変動リスクを取る前に、
まずは為替変動に慣れるという投資の準備運動という意味でおすすめなのです。

代表的な米ドルであれば、テレビのニュースやインターネットなどで
今日は1ドル何円なのかの情報は目にしやすいので比較的身近に価格変動も意識しやすいかと思います。

そもそも貯金だけじゃダメなの?

なぜ、銀行で貯金だけしているのがあまり良くないかということですが。

残念ながら私たちが住む「人口密度が高くGDPも高い国ニッポン」の時代はもうすでに終わっています。。
昨年から日本の人口は減り始めています。

少子高齢化人口減を皮切りに、日本には国家の日本円だけに資産を持つのはむしろ逆に大きなリスクとなってきます。

そもそも投資の大切なマインドで、「一つのカゴに卵を盛るな」という考え方がありますが、

銀行で貯金する=日本円に投資する

ことと実は同意です。
銀行はただ預かってくれているわけではなく、個人や法人から集めたお金を実際運用してますので。

そのため、米ドルなどの海外資産を持つことはリスク分散の意味も大きいですし、
今後さらにドル高円安になったタイミングで日本円に戻して利益を確定することもできます。

ベストセラーになった本ですが、
日本経済新聞社の記者である中藤 玲 さんという方が書かれた、
「安いニッポン 「価格」が示す停滞 」という本ですが、日本だけに投資するリスクについてとてもイメージしやすい
(中藤さん、私と同学年だったのが衝撃でした!)
と思いますのでご興味あれば読んでみてください!

外貨建保険はどうなの?


過去に、銀行窓口でドル建て保険を勧められた方もいらっしゃるかと思います。

分散投資という意味では、ドル建て保険ももちろん悪い商品ではないと思います。

ですが、最低でも7〜10年以上など長期で動かすことができないお金となるので、
運用という意味では他の選択肢も視野に入れたほうがいいと思います。

ですので、運用したいけど投資信託よりリスクが低いからという理由で銀行で勧められたドル建て保険に入れてしまうより、
まずは自分で外貨預金から始めて為替リスクに慣れてみる。
という方法をお勧めしたいのです。
(現状ドル建てとはいえ利回りの高い保険商品も少ないですので。)

外貨預金のメリットデメリット

そもそも外貨預金とは

外貨預金の商品性についてみてきます。

その名の通り、日本円ではなく米ドルや他通貨でお金を銀行に預けることです。
資産運用、というとNISAとか投資信託・株などを連想する方も多いと思いますが、
外貨預金も立派な資産運用です。

為替変動リスクはあるものの日本円から変換した外貨の元手自体が上下することはなく、
あくまでも預金なので一般的には投資信託などよりも低リスク
です。

メリット

①日本よりも高い金利が得られる
外貨で預けることによって外国の少し高い金利が得られます。

金利比較:
アメリカ、ヨーロッパなどの先進国は日本と同じようにここ数年金融緩和の最中なので国力を上げるため政策金利を下げています。
米ドルで年利0.01%とかです。日本は0.001%なのでこれでも10倍ではあります。
ただし、ほとんどの銀行で外貨定期預金金利優遇のキャンペーンを行っているので、
これに乗っかると高い金利で預けられるのでお勧めです。3.おすすめ銀行口座にリンク貼ってます。

②為替評価益が見込める!
例えば、1ドル=100円のときに米ドル預金を始め、その後1ドルが110円になった時に払い戻しをすれば1ドル10円分の評価益が得られます。
もちろんその逆パターンの場合は評価損となるので円へ払い戻すタイミングは損にならない時期を選択する必要があります。

③世界のニュースやできごとに敏感になれる
これは今後投資をするにあたって大きな糧となります。
今まで耳に入ってきても「ふぅん。でも日本にいる私には関係ないや」と思ってスルーしていた世界のニュースが、「この出来事によって為替にどんな影響が出るんだろう?私の預金は?!」と急に自分ごとになり、毎回考えるうちにだんだん価格上下がどうなるのかがわかってきます。お子さんいる方は、今後さらにグローバル化がすすむ世界で生き抜くお子さんのためにも、世界のニュースを見てその影響を一緒に考えるという時間を持つのも大変良いと思います。

デメリット

①手数料がかかる
日本円やから外貨預金に預ける時、また預けていた外貨預金を円に払い戻しをするときは、為替手数料が1ドルあたり◯銭、または円という形でかかります。
※この為替手数料はインターネットバンキングやネット銀行であれば無料か、安いことが多いので事前にチェックしておくことをお勧めします。

②税金がかかる
円に払い戻す時に為替評価益が出た場合は日本円の評価益に対して他の運用商品同様20.315%の税金が差し引かれます。

③その他注意:できれば銀行窓口で手続きしない。
銀行窓口で外貨預金手続きをすると超絶時間がかかるのでお勧めしません。
口座開設はインターネットバンキングか、ネット銀行であれば書類手続き不要ですし即時開設できる銀行もあります!
※ご参考:窓口で手続きの場合、外貨預金開設〜入金まで1時間〜1時間半かかります

おすすめの銀行口座

正直、ネット銀行一択かなと思っておりましたが、初回のみは金利優遇プランが充実しており、
期間限定でお試し外貨預金という意味ではメガバンクのインターネットバンキングも悪くはなさそうです。
(継続して定期高金利で預けたい場合にはネット銀行に軍杯が上がります。)
ご参考:
・三菱UFJ銀行外貨定期:
https://www.bk.mufg.jp/tameru/gaika/gaikateiki_yugu_plan/index.html
・三井住友銀行外貨定期
https://www.smbc.co.jp/kojin/campaign/gaikadoor/
・楽天銀行:
https://www.rakuten-bank.co.jp/assets/forexdep/term/
・じぶん銀行:
https://www.jibunbank.co.jp/landing/foreign_deposit/20191230_rate/?bnid=fd01

現在日本円の定期預金金利は0.001%程度なので、比較すると魅力的な金利ですね。
米ドルやユーロ以外の通貨は相対的に為替変動リスクが高いですが、国の政策金利も高い国は高い金利が見込めます。(南アフリカランドとかすごいです)
でもそれなりに高リスクなので個人的にはまずは米ドルで十分だと思います。

銀行員が外貨預金を勧めない理由

実は外貨預金の手続きは銀行員からすると手続きに人的コストがかかるわりに預金商品はほぼ営業成績になりません…
(現在銀行の個人営業は他会社の商品を代理店として売って得る手数料ビジネスのため)
そのため、外貨預金が許容できるなら、より成績にプラスになる外貨建保険や投資信託に斡旋しようとします。
(私はバリバリしてました。笑)

もちろん、銀行窓口で参考までに他の商品も含め聞いてみたい!という場合は良いと思います。
実際先述した外貨建ての保険にも良いものはあります。

投資信託などに比べると保険は日本人には身近に感じる存在でかつ自分で価格を追う必要がないほったらかしにできる商品なので、
保険をかけながら運用ができるなら。と安易に保険に流れる方は非常に多かったです。

ですが1年後の将来も予測できない今、為替変動すら気にしないでほったらかし運用するスタンス、
というのは正直お勧めできません。
(もちろん自分で為替変動理解した上で外貨建保険を選択するのはOK)

そのため、今回はまず、自分で為替変動に慣れるために外貨預金という選択肢を紹介してみました!

元FPではあるものの、以上はあくまでも私の一意見になりますので、
ぜひ取引先の銀行や銀行のホームページを比較して自分自身で考えるきっかけになればと思います!

読んでいただきありがとうございました。

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