育児と暮らし

【ライフオーガナイズで実践!】子どもがいても散らからない仕組みの作り方

ちよん

未就学児2人育児中の30代ゆとり世代会社員ワーママ。 子供だけじゃなく、ちゃんと自分が幸せになる将来のための「今」を綴るブログ。旅行、ヨガ、おしゃれ、お酒、本、ランニングが好き。

突然ですが皆さん、片付けって好きですか・・・?


しなくて済むものなら、したくない。が正直なところじゃないでしょうか。(笑)
私ももちろんそうです。いつもモデルルームのようなおうちに憧れます・・・。

言葉の定義によると、「片付け=使ったものをその場に戻すこと」らしいのですが、
使ったものがちゃんと収まっている状態が毎日続けば、片付けに時間をかける必要ってないですよね。

いつも最初は綺麗な状態をキープできるものの、
時間の経過とともに、
・決めたはずの場所にものがない。
・気づいたら同じようなものを買ってしまいものが増えている。


なんて経験をして、
やっぱり片付け苦手だなーって思われている方って多いのではないでしょうか。

そんな方はこの記事を見ていただければ、

なぜか片付いた状態がキープできない原因は、
今までやっていた片付け方法は「自分(家族)に合っていなかった」だけ!

・ちゃんと自分に合った方法かつ正しいステップで片付けをすれば
「自然に片付けができる」仕組みを作ることができる。

以上のことがわかっていただけて、勇気が出ると思います。

私は1年に何度か「よしやるぞ!」と思い立ち、
本気で片付け(というか整理整頓)に取り掛かるタイミングがあります。
今回は、産後家事に手が回らなくなる前に片付け徹底的にしておきたい!
と思い、大片付け計画を立てることにしたのです。

そこで、先日片付け収納資格の一つである「ライフオーガナイザー2級」講座を受講・取得し、
得た知識から我が家の徹底片付けをスタートしています!

この記事では、私が6時間超のオンライン講座を受けて取得した内容をかいつまんでお伝えします!
この記事を読んでくだされば何から始めればいいのか、片付けに最適なステップがわかり、
片付けしたくてソワソワしてくるはずです!

今まで片付けを断捨離から始めて失敗したり、
結局使わなくなる収納グッズを集めがちな方は特に参考になるかと思います!

「ライフオーガナイザー」ってなに?

ライフオーガナイザーは、アメリカで1980年代に誕生した職業ですが、
日本では2008年に日本ライフオーガナイザー協会が資格認定プログラムを構築することで生まれた資格です。
最近では中国や台湾などでも広がりを見せているらしいです。

プロのライフオーガナイザーとして活動するために必要となる講座は2段階で、
まずは初級講座である2級講座を受講し、次にプロ養成講座である1級講座を受講となってます。
「ライフオーガナイザー」を名乗って仕事をするには、1級取得が絶対条件となるそうです。
(私は概念を学びたかったので、今は1級資格は必要なしと判断し2級だけ受講しました。)

その人の思考方法にあった片付けを仕組み化するための思考整理から
一緒にやってくれるコンサル的要素がある点が、収納アドバイザーや片付け業者との大きな違いです。

衝撃!「捨てる」から始めるのはNG

ライフオーガナイズの考え方によると、まず「捨てる」から始めることは推奨されていません。
近年の断捨離ブームの影響を受けまくっていた私には、
「片付け=断捨離」という固定概念があったのでちょっと衝撃な考え方でした。

ライフオーガナイズの定義は、空間や暮らし、人生を俯瞰し仕組み化する、最適化する技術」であり、
目の前の物や空間だけでなく人を主語としているところからスタートしています。


そのため、片付けのアプローチに決まった方法はなく、
「私はどうしたいか」という自分が目指したいゴール設はその人や家族の価値観によって異なります。
ゴール到達のために必要な課題を洗い出し解決に導くための方策を見出す方法論が、
ライフオーガナイズとのこと。

片付けを断捨離からスタートしてしまうと、「捨てる」ことが最優先になりますので
本当に強い意志を持たないと気が進まず途中でやめてしまったり、
「まだ使えるのにもったいないな」とネガティブな感情が生まれながら作業することになり、
片付けのスタートから辛くなってしまいます。

そこで、初めにゴール設定をしておくことで、
ものを手放す時の基準が「いる・いらない」ではなく、
「自分が決めた目標達成のため」となり、ポジティブにものが手放せます。
(また、必ずしも「捨てる」ではなく「分ける」「手放す」という発想も特徴的。)

そもそもゴール達成できそうなら必ずしも捨てなくてもよかったりするのです。

片付けは「技術」のため、ステップがある!

女性の社会進出が進んだ現在、「片付け」は女性だけが行う家事ではなく、
もはや家庭の誰もが行う仕組みを作る「技術」です!

そもそも私たちは片付け・掃除・整理・収納・整頓とかあまり気にせず日本語を使っていますが、
言葉の意味の違いから見ていくとそれらに順番があり、
そもそも片付けをするための土台ができていなかったことがわかります。

・掃除:汚れを取り除き清潔にする
・片付け:使った物を元に戻す
・整頓:順序立てて見た目を揃えて並べる
・収納:取り出しやすく戻しやすい配置を決めて納める
・整理:「いる」「いらない」を分ける、必要なものを選びとる

+ ・片付けの準備運動:自分にとって大切な物・ことは何か。「〜がしたい」を考える。思考の整理


また、以下の図のように、暮らしの土台を整えた上で初めて片付け・整頓という習慣化ができます。


土台がボロボロの土地に家を建てても崩れてしまいますし、
ボロボロの肌にいくら高価なスキンケアやファンデーションを塗っても素敵に見えませんよね。

片付けにおいても土台は大切。
片付けが苦手な人ほど土台に当たる片付けの準備運動である、
ライフオーガナイズから始めていくと良いとのことです。

今までうまくいかなかったのは、「自分に合った方法ではない」から

SNSやテレビでよく特集される、収納グッズの紹介って楽しいですよね。
おうち時間が増えてこうゆう話題って増えましたよね。
ただ、これは良い!と思った商品を買ってみてはしばらくすると結局使わなくなったり
気づいたらちゃんとそこに収納されていない。ってあるあるだと思います。
「正しい」と思われる方法を試しているはずなのにどうしてうまくいかないんだろう・・・?
と疑問に思うことありませんか?

ライフオーガナイズでは片付け・整理収納の方法には「正解」はなく、
唯一の正しい方法を求めるからうまくいかない。
大事なのは「私に」「家族に」合った方法を見つけることなのです。

実践!ライフオーガナイズ実践

以上まででライフオーガナイズについて見てきました。
ここからは、実際ライフオーガナイズ実践方法について説明する前に、まず自分の思考癖のタイプを把握します。

「利き脳」からわかる、自分に合った方法の見つけ方

「自分に合った方法」を見つけるために、
ライフオーガナイズでは脳の特徴(クセ)である「利き脳片付け」を参考にしています。

インプットとアウトプットにおいて自分が右脳・左脳どっちが優位に働いているかを元に
片付け・整理収納方法を見つけます。

インプット・アウトプットを片付けに当てはめると、

インプット=物を探すとき。空間を把握するときのクセ。
アウトプット=物を収納場所に戻すとき、収納方法の表現。

となります。
それぞれの組み合わせにより以下4タイプに分けられます。

・インプット右脳×アウトプット右脳:機能性よりも見た目の「好き」。取り出すときもしまう時も「見える」ことがポイント。
・インプット右脳×アウトプット左脳:ビジュアルでものを把握し、論理的に表現したい。機能的にしまえる収納が好み。
・インプット左脳×アウトプット左脳:使用頻度、機能を重視した従来的片付けが得意。空間把握が苦手な為仕切りを作ると良い。
・インプット左脳×アウトプット右脳:論理的に考えて感覚的に表現。マイルールを見つけると片付けがすんなり進むタイプ。

利き脳診断は、指組み・腕組みだけで簡単に診断できるのですぐにやってみてください!
どちらも下にきた指・腕が優位の脳になります。

①指組み:インプット脳

【画像】自然に指を組んだとき、左の親指が下にきている人はインプットが左脳タイプ、右の親指が下にきている人は右脳タイプ。
写真は左脳タイプ(写真撮影/会田麻実子 提供/主婦の友社『ライフオーガナイズの教科書』)

②腕組み:アウトプット脳

【画像】自然に腕を組んだとき、左の腕が下にきている人はアウトプットが左脳タイプ、右の腕が下にきている人は右脳タイプ。
写真は左脳タイプ。(写真撮影/会田麻実子 提供/主婦の友社『ライフオーガナイズの教科書』)

みなさんはインプット・アウトプットどちらだったでしょうか?

私はインプット右脳×アウトプット左脳タイプでした。
ビジュアルで空間を理解するものの論理的に表現したいタイプ。
片付けの方針としては、見た目や位置関係で把握でき、ワンアクション収納、機能的にしまえる収納が好み。
うーん、個人的にものすごい納得感。

ちなみにご家族とこのタイプが大きく異なる場合は少し厄介なので、
パートナーのタイプを知っておくことも重要です!

もしパートナーと異なる場合、どちらかというと片付けが苦手な人のタイプに寄り添った方法を選ぶ方が、
家庭内の片付けはうまくいくとのことでした。

ライフオーガナイズの準備と3つのステップ

利き脳で自分のタイプがわかったら、
早速ライフオーガナイズ手法を取り入れた片付けをはじめてみましょう!

前述の通り、ライフオーガナイズにはステップがあります。

①考える(準備)→②分ける(STEP1)→③納める(STEP2)→④見直す(STEP3)
のステップに沿って以下記載します。

①考える(準備)

まず、最初のステップに入る前の準備として、
価値観(何を大切にしたいか)を知り、片付けのゴールを決めます。

価値観を知る

・価値観=あなたにとって大切な「物」や「こと」は何か
を知ること。

なぜなら、それが今後物を選んだり優先順位を支えるための大切な基準となるからです。

この価値観があやふやだ「いる・いらない」を効率的に分けることができず、
「収納」段階に進むことはできません。

実際の講座では以下のようなワークシートを使い自分の価値観を書き出しました。
以下は私のガチの価値観なので恥ずかしいのですが笑、
まず1〜4で5つ書き出し、その中から特に大事なものを5にピックアップするというやり方です。


理想の暮らしのために何が必要か、自分は何を大切に生きているのか振り返るきっかけに
なるので、少し時間をとって一度やってみていただくのをおすすめです。

ゴール設定

次に、ゴール設定=効果的な目標の設定をします。
目標設定の際に、その目標が以下を満たしていると後で振り返りがしやすいのでベストです。

・具体的
・数字で計測可能
・現実的
・自分が望んでいること(こうある「べき」は捨てる)
・明確な期限

例)
目的:家族が健康的に毎日暮らせること
目標:家族に〇〇はどこ?と聞かれないようにする
   家族みんなが明確に場所がわかる収納にする
   使ったものが元に戻せるスッキリ片付いたリビングにする

→目標1:よく聞かれるものが何かを確認、その収納場所、方法を決める

この大きな目的を達成するための小さな目標を片付けたい場所ごとに立てるイメージで行っていきます。

②分ける(STEP1)

まず、整理したい場所にある物を全て出します。
今まで私は楽したいがために物を出し入れしながら整理してましたが、
一度ものを出してみることで所有しているものの傾向がよりわかりやすくなるので、
本気なら全部出しながら分けてみましょう。

分けるときのポイント

・捨てるために選ばない
・価値観を物差しにする
・「いる・いらない」だけでなく、4つに分ける

4つに分けてみるというのも自分にとってはとても新鮮でした。
この4つのルールは自由でいいとのことでしたが、
良い分け方が思いつかない場合は以下の4象限がわかりやすいです。

・宝もの:使っていて気に入っているもの
・道具:使っているけど気に入ってはいないもの
・おもちゃ:使っていないけど気に入っているもの
・ゴミ:使っていないし気に入ってもいないもの→手放すもの


また、所有者ごとに分けるというのも一つの分け方ですよね。
その場合はまず所有者で分けて、さらに細分化するという感じで進めていくそうです。

③納める(STEP2)

無事物が分けられたら「納める」段階です!
以下プロセスを踏むと無駄がないのでお勧めです。


1.収納スペースを実測
 ┗後で収納用品を買う場合に無駄な物を買わないように。
   
2.置く場所(定位置)を決める
 ┗生活動線を意識するため。

3.収納方法を検討
┗集中収納にするもの(季節もの、〇〇用品的なもの)、分散収納にするもの(普段使うもの)

4.収納用品を選定
┗すでに使えるグッズはそのまま使用、足りないものを買い足すスタンスで。

5.配置する
 ┗まず置いてみてしっくりくるか観察。

6.物を納める(収納)
 ┗本格的に収納する。

納めるとき意識すべきポイント

つい、〇〇はリビングからは遠ざける・または置くべき、とか先入観に囚われてしまいますし
視覚的に美しい状態を目指してしまい、SNSで見たかわいい収納グッズを先に買ってしまいじゃないですか?

そんなときは前に決めた自分や家族の「価値観」や「目的」に合っているのか?を
振り返ってみるといいのかもしれません。

先入観にとらわれず、家族にとって使いやすい場所はどこなのかの導線を意識できているか。
・利き脳を意識した収納方法を意識できているか。見た目の美しさ=使いやすさではない。
収納グッズを「とりあえず」で買っていないか物の量・定位置が決まって初めて購入を検討する。

④見直す(STEP4)

ここまでできたらもうゴール・・・と言いたいところですが、
毎日の生活のことなので、習慣化できる方法できなければ意味がないですよね。

一度やってみたけど定着しない方法はリセットするもの大いにありです!

ライフオーガナイズの極意は「習慣化」であって、
無理なく続けられる方法を生活の変化に対応して見直しアップデートしていくことが大事なポイントなのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私は正直、ステップ多すぎでは?片付けって頭フル回転作業・・・と思いました。

実際、講義はとても楽しかったですが途中グループ演習などもあり、頭フル回転でした!!

最初に記述した通り、片付けは「技術」ですが、今までの片付け方法でうまくいっている方には
ライフオーガナイズは不要かもしれません。

ですが、私のように小手先のノウハウだけ学んでも片付けが持続できない方は、
ライフオーガナイズの思考がとても役に立つはずです。

片付けの習慣を仕組み化させて、今後の生活を楽にしていきたいですね!
(とにかく毎日を楽することができれば・・・。その一心です。)

私はまだ家の数カ所しか実際片付けが終わっていないのですが、
できるだけ出産前に収納・見直しまでやっていきたいと思っています。

今回、ライフオーガナイザー2級講座を通じて、自分の価値観の振り返りもできましたし、
概念から学びたい自分にとっては大変良い機会となりました。

この記事を読んで、もし取り入れられそう!と感じていただけた方が少しでもいたら嬉しいです。

参考書籍

今回の講座でも使用した書籍は以下になります。
こちらを読むだけでも、イメージがかなり湧くと思います!
写真多めで、利き脳タイプごとにライフオーガナイザーさんのご自宅公開されていて、
とっても参考になるのでぜひお手に取って見てください。

参考書籍:
ライフオーガナイズの教科書


また、よりHowを学べる整理収納の知識も興味があるのでこちらも買ってみました。
ライフオーガナイザーと重複するところはたくさんありますが、こちらの方がより実践的なノウハウが載っているイメージです。

書籍:整理収納アドバイザー公式テキスト 一番わかりやすい整理入門 第4版


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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