育児と暮らし

自己肯定感アップだけじゃない。スリーグッドシングスを続けてよかったこと。

ちよん

未就学児2人育児中の30代ゆとり世代会社員ワーママ。 子供だけじゃなく、ちゃんと自分が幸せになる将来のための「今」を綴るブログ。旅行、ヨガ、おしゃれ、お酒、本、ランニングが好き。

この記事は自己肯定感が上がらない、自分自身のことを振り返る余裕がないなーと感じる方に読んでほしいです。

夜寝る前にふと我に返り、

今日も忙しかったな、でも今日何したんだっけ?
今日も自分のこと何もできなかったな
そういや今週何もしてない気がする

決して何もしていないはずがないのですが、育児家事仕事と忙しいと、日々できたことや達成できたことって次の日にはほぼ覚えてない。笑

結果、日々達成感がなく自己肯定感が上がらないまま月日が流れていき、イライラが溜まっていきます。
すると自分の自己肯定感が下がるだけでなくイライラが家族に伝染して家族の幸せが脅かされます。←言い過ぎな気がするけど私が陥ったヤツです。

もし、自分にも当てはまるかも?!
と思われる方がいたら、スリーグッドシングス(Three good things)をおすすめしたいです!

日記を書く習慣がある方はご存知かもしれませんが、私のように毎日ちゃんと日記なんてかけないって方に向いていると思います。
実はこの習慣、自己肯定感を上げてくれる以外にも様々な効用があったので紹介します。

スリーグッドシングスとは

スリーグッドシングスとは、「寝る前にその日にあったいいことを3つ書き出す」ことで、アメリカの心理学者であるマーティン・セリグマン氏が自己肯定感を高める作用があると唱えているものです。



「いいこと」とは、楽しかったこと、嬉しかったこと、達成感を感じたこと、面白かったことなど、自分が何かしらポジティブに感じたことです。

自己肯定感低い状態だと、最初これを捻り出すのに苦労したりしますがどんなに小さなことでもOKなのでまずは書き出してみます。

セリグマン氏の研究では、この方法を1週間行なったところ、「幸福度が増進するだけでなく抑うつ度が低下し、しかもその効果が半年後も持続した」という結果が出たそうです!

1週間で効果が出るってすごいですよね。

スリーグッドシングスのやり方

一般的には、ノートや日記帳に3行で今日のいいこと3つを書き出すという方法です。
とってもシンプルですよね。

ちなみに私は1日の時間軸がわかるようにバーティカルタイプの日記帳を使っているのですが、1、2、3時のところを①②③に見立てて3つ書いています。
(大概1、2、3時は寝ているだけで書くものがないので!)

また、書き出さなくても誰かといいことを伝え合うだけでも大変効果があるとされています!
私は、子どもと一緒に寝落ちしてしまった時は翌朝前日のことを思い出して(忘れないように起きてすぐ!)書いてます。

寝る前の親子の習慣に!子どもと一緒にやってみよう

自己肯定感アップにつながるというこのスリーグッドシングスですが、お子さんと一緒に行うのもとってもおすすめです!

私は現在4歳の息子がいますが、自分の行動や感情をある程度話せるようになった3歳児から夜寝る前に一緒にやっています。

最初は私の方から「今日あったいいこと3つを教えて!」と声がけをしていたのですが、続けて1週間ほど経ったことから息子の方から、「ママのよかったこと3つ教えて〜!」から始まり、今では親子のコミュニケーションを深める大切な時間となっています。

これがきっかけで、ちょっと(結構)苦だった寝かしつけも楽しい時間になりました。

スリーグッドシングスを6ヶ月試してみて思うこと


以上のように自分だけの日記と子どもとのコミュニケーションとしてはじめたスリーグッドシングスの習慣。
半年ほど続いているので以下に子どもと私に起こった変化を紹介します。

【子どもの成長編】

自分の言葉で自分を伝えることが上手になってきている


3歳という爆発的に言語力が増えてくるこの時期。モンテッソーリ教育で言語の敏感期ともいいますよね。
息子も、身の回りに起こっていることや自分がどう感じたかを言語化することがとても楽しそうです。
アウトプットしながら言葉も一緒に学べるのがとても良いと思っています。
最初は「トーマス」「いちご」とか好きな単語しか言えなかった息子も、だんだんと文章で話せるようになってきて、日々成長を感じています。

自分軸育成に役立っていく(のでは?勝手な推測)

その日にあったいいことを言語化するうちに、「なぜ」「どうして」そういった感情になったかを考えることで自分が何に感動し、何を良いとするか、どういうことに価値を感じるのかという自己認識・自己理解に繋がっているのではないかなと思います。

私は就職活動の時にはじめて自己分析をしましたが、なかなか自分の価値観を理解するのって難しかった記憶があります。
自分という人間はどういうものなのかを自分が価値と感じることを通して小さいうちから理解しておくことは今後の人生で何かを選択するときの軸となると思うので大変良いことなのではないかなと思っています。

【自分のメンタル編】

(何度も続かなかった)日記の習慣が続けられる

これまでの人生、何度も日記を書き始めては続かず、また新しい日記帳を買ってはすぐ白紙になるというループを何度も繰り返していた私ですが、なぜか今回は続いています!

なぜ続いているのか考えましたが、この「いいこと3つ」というシンプルさがそうさせているんだと思っています。
どちらかというと完璧主義な私は、どうせ日記を書くなら色々記憶しよう!と書く前から自分にハードルをあげていたところがあります。
いいことだけ、3つだけ!であれば完璧にできる気がしませんか?
正直、完璧主義な人間に、「適当でいいよ」は無理なんですよね。
ゴールをシンプルにする、という発想を発見したのは今回大きな収穫だったと思います。

また、人間はきっとうまくいかなかったことを反省するよりも自分にとってよかったことや楽しかったことを思い出す方が簡単にできるし単純に楽しいと感じる生き物なんだと思います。(私だけではないと思うw)

習慣が続いている自分に対して自己肯定感アップ

今まで自分のことを「日記すら3日も続かないなんて継続力がないな」と思っていた私ですが、「できるじゃん!今回続いているじゃん!」という小さい高揚感があり、(ちっちゃいですが)自分を褒めてあげる材料になっています。

日記以外の習慣も続けられるようになった

毎日3行日記を書く習慣に慣れてきたので、実はちょっと物足りなくなってきました。
そこで、今までやりたかった早起きや運動の習慣を始めてそれを記録することを始めました!

朝前日のスリーグッドシングスを書く時に、目指している習慣ができたか・できなかったかを○×で毎日記録するようになりました。
私の場合は、「早起き」「ヨガ」「ランニング」です。

毎日5時〜5時半に起床することと、ヨガとランニングは週2、3行っていて現在まで続いているのですが、これも日記がきっかけで記録することから自己肯定感が上がり、続けられるようになっているように思います。
(もちろんできない時もありますがハードルを上げすぎず、それはそれでOKとしています)

後で見返して「私、こんなに色々やっていた!」を実感

記録することがなければスルーしていた忙しい毎日ですが、小さいこと色々クリアしてきてるんですよね。
「離乳食を忘れなかった!」とか「銀行で〇〇の手続き完了した」とか。

今までは「今日、今週なんもしてないな」だったのが、後で日記を見返してみると、つくづく「今日意外とやることできたな、今週こんなに色々あったんだね」プラス「よくやった自分、えらい!」が自然と言葉に出てきます。笑

続けられているポイント

悪いことを書いていないというのが一番大きなポイントだと思います。
日記って自然に書くと結構愚痴や不満とか書きがちなんですよね。
仮に嫌なことしかなかったと思う日でも、本当に小さいこと(行きたい時にトイレ行けたとかでもいいと思う)を捻り出して記録していき積み上げることで、楽しいから続けられるようになるのかなーと思います。
後からもう終わった悪いこと振り返っても時間の無駄じゃないですか。嫌なことなんて記録せず忘れてしまうのが一番!

スリーグッドシングスを紹介している著書

「アウトプット大全」など多くのベストセラー本を出されている、精神科医でもある樺沢紫苑さんが出されている著書、「精神科医が見つけた 3つの幸福」でも、スリーグッドシングスの効用について紹介されていました。
幸せには①セロトニン的幸福②オキシトシン的幸福③ドーパミン的幸福、の3種類があり、中でも幸せを感じる土台ともなる①セロトニン的幸福を高めるのに、スリーグッドシングス(著書の中では、「3行ポジティブ日記」として紹介されていました)がとっても役に立つという内容でした。
こちらも合わせてぜひ読んでみてください。

また、こちらの著書はAmazonオーディブルでも聴き放題で聴くことができますよ!
Amazonオーディブルについては以下の記事に書いています。

こちらもCHECK!

スリーグッドシングスを始めてみませんか?

以上、スリーグッドシングスという習慣をはじめてよかったこと・続けられたポイントを分析してみました。
これから新学期などで新しいことにチャレンジしようとされる方、進級されるお子さんも多いと思うので、親子でこの素敵な習慣を始めてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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